たかたろうの米国株投資

米国株投資や日頃の気づきなどのログ

投資を成功させるために一番大切なこと

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ようやく仕事が落ち着いてきたので書店で本を大人買いしてきました。

 amazonでポチるのもよいですが、やはり立ち読みして表紙や裏表紙、帯を見てインスピレーションがきたもの、そして目次を読んで興味をそそるような(自分のなかで読むのがワクワクしてくるような)内容であったりすると、あまり深く考えずに購入するようにしています。

書店での本の購入というのは、お金を払って物を買うというより、新しい世界や知らない知識との出会いだと私は考えます。その内容がどんな物語であれ、ビジネス書であれ、HowTo本であっても、それがワクワクするかどうかが買ってよかったかどうかの評価基準になっています。

前置きが長くなりましたが、いくつか目当ての本もありました。

「敗者のゲーム」です。

 

米国株長期投資家のみなさんのブログでもよく取り上げられているので、すでに読んだ気になっていましたが、昨年までのイージーモードの相場から、少し難易度が上がってきた(といっても、いわゆる普通のマーケットの状態)ことから、大きな失敗をしないためにもと思ってのことです。

 

まだ読み始めたばかりですが、その中で少し興味を引いたところを引用させていただきます。

投資は娯楽ではない。責任である。投資は本来「エキサイティング」なものではない。(中略)投資がエキサイティングになってきたら、何かが変だと思う必要がある。ほとんどの投資家にとって、面白そうに見えるものは無視するほうがよい。

 

昨年末から今年1月までの米国市場の株価上昇は、本当にすごく勢いがありました。もちろん、それがずっと続くことがないことも、投資家はみんな知っていました。でも、そこで、何か変だ、おかしいと、いったん市場からその時点でいったん市場から降りた人はごくわずかでだったのではないでしょうか。

私自身も、その時の感情を振り返ると、今投資しないと先を越される、置いていかれるというようなある種の脅迫のような感覚に取り憑かれていました。

そこからさらに時計の針を1ヶ月ほど巻き戻すと、仮想通貨の大暴落。仮想通貨をやっていない人たちは負け組だと思われていましたが、その当時のSNSをみると、仮想通貨の投資クラスターに対して「ほらみたことか」「投資と投機は違うのだよ」と、ここぞとばかりに息巻いている人が多くいたように感じました。私自身、仮想通貨をまさにやってみようかと口座を開設した直後の暴落劇でしたので、明日は我が身というか寒気がしたのを覚えています。とても他人事ではありませんでした。

 

さて仮想通貨が暴落し続けるのを横目に、史上最高値を更新し続ける株価。

潮目が変わったのは、経験の浅い私ですら「これはいくら何でもおかしいな」と思った矢先でした。調整がそろそろくるとは思っていましたが、凪のおだやかさに慣れきってしまうと普通の嵐であったとしても、耐性が落ちてしまっていたようです。やはり精神的にはよくないですね。

もちろん、リーマンショックも経験していますので、あの大暴落に比べればかわいいものです。

おそらくまだ大暴落を経験したことのない若い投資家の方は、この程度の調整でも不安で眠れなくなったり、投資したことを後悔する方もいたのかもしれません。

でも、これが普通なんだ、日常なんだと思えばなんてことはありません。もし、この日常がこれからも続くのかと思った方がいたら、きっとそれはあなたの投資の許容度と、現在の投資額がアンバランスしているのだと思います。これを機会に見直してみることをお勧めします。

自分が信じる投資方針、自分が決めた投資のルーティーンに従って淡々と投資するだけ、それが本当に大切なことです。

 

「敗者のルール」からもう少しだけ引用させていただきます。

投資を成功するうえでの最大の課題は、頭を使うことではなく、感情をコントロールすることである。

敵は一人。己自身だ。

 

 

 

 

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