たかたろうの米国株投資

米国株投資や日頃の気づきなどのログ

投資をすることの必要性

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今の日本では、超低金利時代ですから銀行にお金を預けてもお金は増えません。

ですが、一方で物価が上昇していないので、お金の価値が減ったと感じることもありません。

投資をしない大多数の方は「まあ金利低いけど、どこの銀行も同じだから、仕方ないか」と思って超低金利の銀行に預け入れをしているのではないでしょうか。

でも、ちょっと待ってください。

 

■日本の金利推移

こちらは、現在までの日本の政策金利です。(正確には、無担保コールレートと呼ばれる銀行同士で無担保でお金を借りるときの金利レートです)

 

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出典:日本銀行時系列統計データ検索サイト

 

1998年以降は、ほぼ0%に貼り付いています。

よく見ると、2016年からはマイナス金利になっていますね。

 

ここ20年近い間、銀行にお金を預けてもお金が増えないという状況が続いており、そしてその状況はいまだ変化する予兆も見えないことが感じ取れます。

 

 

■日本の物価指数推移

一方、私たち(消費者)は食品や生活用品、住宅、車などを買ったり、サービス提供(外食や映画を見たり、学校やお医者さんもサービスの一種)を受けた対価としてお金を支払います。

そうして1年間に支払ったお金を物価といい、それを毎年比較できるように一定のルールで数値化したものが物価指数となります。

 

仮に昨年よりも物価指数が上がれば、物の値段が上がったことになります。

逆に物価指数が下がると、物の値段が下がったことになります。

 

現在の日本の物価指数の推移を見てみると、1998年頃までは右肩上がり(つまり物価が上昇)しています。

 

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  引用:日本の消費者物価指数の推移(1980~2017年) - 世界経済のネタ帳

 

 

ですが、1998年以降を見ると、横ばいになり物価の上昇が止まっています。

2016年からは、また少し物価がじわりじわりと上がってきています。

これは、世界の景気、そして日本の景気が少しづつよくなってきているからだと判断できます。

 

 

今後の物価がどうなるか、IMFの2017年4月時点での推計では以下のようになっています。

 

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  引用:日本の消費者物価指数の推移(2013~2022年) - 世界経済のネタ帳

 

 

2016年を100とすると、5年後には5%ほど物価が上がると予測しています。

1年につき1%、値段が上がっていくイメージです。

 

 

■具体例(チョコレート菓子「たけのこの里」)

突然ですが、私は明治の「たけのこの里」が大好きです。

小学生時代100円玉をもって近所の個人商店によく買いにいきました。

 

ですが、今ではコンビニで100円どころか150円でも買えません。

値段だけではなく、入っている容量も昔と比べて2割ほど減ってしまいました。

(昔よりも人件費、原料費などのコストが増えてきたため、そのコスト増を企業は消費者に負担させるわけです)

 

www.meiji.co.jp

 

たけのこの里」はあくまで一例ですが、このように商品の値段が上がっていき、物価全体としてもじわじわと上がっていきます。

そして、物価が上昇するのは、実は世界的にはごくごく当たり前なことだということを知っておく必要があります。

 

筆者注:わたしは「たけのこの里」が大好きで、これからも買わせていただきます。

 

 

世界の物価が上がり続けていけば、多くの原材料を輸入に頼る日本では、世界の物価上昇の影響を避けて通ることができないのです。(鎖国して世界との関係を断ち切れば、また話は違ってきますが・・・)

 

■ということは?

 

冒頭に書いたところとつながります。

 

「銀行に預金しているだけでいいんですか?」

 

「では、あなたの貯金はいったいくらあるんですか?」

 

「35億」

 

 

うそです。でも、仮に35億円を持っていたとして全額普通預金に入れておくと

利息がどうなるかというと(普通預金 金利0.001%で計算)

 

利息 35,000円

税引後利息 27,890円

 

わー、こんなに利息がついてるー(白目

 

 

 

どうでしょうか、35億円持っていたとしても、現在の預金金利では預金がほとんど増えないのです。

 

さらに追い打ちで毎年の物価が1%上昇していったとすると

 

お金(日本円)の価値が、毎年少しづつ減ってしまうのです。

 

でも大丈夫。

この問題を解決する方法が 「投資」 なのです。

 

投資は、上記で見てきた問題を解決してくれる数少ない手段の1つなのです。

 

何に投資すればよいの? いつから始めればよいの? そもそも何からどうすればよいの?

投資をしたことがない方にとっては、いきなりハードルが上がるところです。

 

これについては、また別の機会にお話しします。